人権・同和教育参観日(授業参観・句会ライブ)

2025年11月15日 15時39分

 保護者の方をはじめ、運営協議会の方々にも御参加いただき、人権・同和教育参観日を行いました。

 まず9時から道徳の授業を見ていただきました 。2・3年生は「島ひき鬼」、4・5年生は「ぼくらだってオーケストラ」のお話から、互いの気持ちを考えたり、それについて話し合ったりしました。

 2・3年生の授業では、悲しい鬼の気持ちに触れ、本当の姿や心を見ようとしない人間に怒りの気持ちをもっている児童もいました。後半は「どうしたらよいか.」おうちの方と一緒に考えを深めていました。

無題

 4・5年生は二人の主人公の気持ちになって、考えを深めていました。「知る」ことが大切、そして一緒に活動することで、さらに仲良くなって互いに助け合うことができるという結論にたどり着いたようです。

無題

 授業参観後は、標語の発表です。標語を大きな声で読み上げ、標語に込めた思いを発表しました。相手の気持ちを大切にするだけでなく、自分の気持ちも大切にしていきたいという標語があり、どちらも大切にしたいと聞いていて考えさせられました。

無題

 標語の発表の後は、「石畳句会ライブ」です。事前に子供たちだけでなく、保護者の方にも俳句を詠んでいただいていました。もちろん誰がどの俳句を詠んだかは秘密です。

「ネガティブな発言はしない」「互いの良いところに目を向け、尊重する」「感じ方や考え方の違いを楽しむ」ことを前提に、自分の好きな句を選んで発表していきました。すばらしい句ばかりで、迷う場面も……。

無題2無題3

 子供たちは慣れたもので、大きな声ではっきりと自分の考えを発表していました。一人2回の発表がすぐに終わってしまい、「おかわり!!」の声も上がりました。それだけすてきな句がたくさんあったのです。情景がパッと思い浮かぶ句や、人権について考えさせられる今日のテーマにぴったりの句もありました。

無題4無題5

 保護者の方や地域の方も、子供たちに負けじと発表してくださいました。親子愛や夫婦愛も感じられ、みなさんのおかげで、心がぽかぽかあったかくなる句会となりました。

 今回の句会で「天」となった句は「寝起きの子 抱いて暖取る 冬の朝」という保護者の方の句でした。……どの句も本当にすてきな句でした。ありがとうございました。

 自分の力を信じ、互いに違いを認め合える温かい環境を今後もつくっていきたいと思います。そうして、差別を許さない、差別を生まない人になるよう子供たちの成長を助け見守っていきたいと思います。