12月23日（水）、今日は「そば打ち体験」の日です。8月に種をまき、10月に刈り取りをし、11月に唐竿叩きと唐箕選別をしたそば。今日は、その体験活動の最終章「そば打ち」です。コロナ対策として、ビニールシートで作ったパーテーションでグループを分けて実施しました。

　まず、石臼を使ってそばの実を粉にひきます。1回では細かい粉にならないので、今日は2回石臼を使いました。最後に60メッシュの細かい目の「ふるい」で粉をふるい、きめ細かなそば粉の出来上がりです。

　その後、そば粉と小麦粉を８：２の割合で混ぜて、水を加えながら団子状にしていきます。そのかたまりを、麺棒を使って30度ずつ方向を変えながら丁寧に伸ばしていき、最後は折りたたんで、細く切っていきます。

　子どもたちは手慣れた様子でそば打ちに取り組んでいます。最後は、「そば名人」の亀田さんのそば打ちを見学します。「すごい！」「速い！」「きれい！」思わず子どもたちの声が漏れます。それくらい鮮やかな手さばきでした。

　最後に、自分たちの打ったそばを食べます。校務員の西岡さんに作っていただいたそばのつゆが、また美味しい！薬味には、石畳の柚子胡椒、東地区の日浦さんにいただいたわさび大根。これ、またおいしい。出汁を取ったあとのかつお節と昆布とシイタケで作った「付け合わせ」も、また絶品！子どもたちの箸も進みます。

　食事の最後にはそば湯も加えて、そばつゆの最後の一滴までおいしくいただました。!(^^)!

　亀田さんが言われた、「将来大きくなっても、『そば打ちをした。』という記憶をどこかに残しておいてほしいと思う。」という言葉、胸に沁みました。石畳の地で、石畳のそばを育て、石畳の仲間と共にそばを打った経験と記憶は、きっと子どもたちに感動として残っていくはずです。

　亀田さん、政岡さん、寶泉さん、今日は本当にありがとうございました。そして、ごちそうさまでした。今年も、お世話になりました。